月の光

熟年離婚はなぜ起きるのか?

「熟年離婚」という言葉を聞いたことはありますか?

今ではすっかり一般的な言葉になりましたが、
この言葉が大きく話題になったのは、2007年のことです。

メディアで大きく取り上げられ、社会現象のように語られた時期がありました。

熟年離婚とは、
一般的に結婚して20年以上経った夫婦が離婚することを指します。

あれから長い年月が経ちましたが、
実は今でも熟年離婚は決して珍しいものではありません。

さらに年齢で見ると、
離婚した夫婦のうち約3分の1は、夫または妻が50歳以上とも言われています。

そして、この傾向は日本だけのものではありません。

海外でも同じような現象が見られており、
特に50歳以降の離婚は、「Gray Divorce(グレイ離婚)」 と呼ばれています。

アメリカの研究では、
50歳以上の離婚率は 1990年代以降、約2倍に増加した という報告もあります。

そして特徴的なのは、

熟年離婚を切り出すのは、女性が圧倒的に多いということです。

そしてもう一つ興味深いことがあります。

熟年離婚を切り出された多くの男性が、こう感じているということです。

「突然、離婚を言われた」(゜゜)
「なぜ、今さら?」(◎_◎;)
「何が原因だったのか分からない」(~_~;)

しかし、女性の心の中ではずっと前から、
結婚生活への違和感や寂しさなどが積み重なって、
結婚生活が終わっていることが多いのです。

「女性の性をサポートする『月の光』」にも、
熟年離婚を考えている多くの女性が、
心の整理や夫婦関係の悩みについて相談に来られます。

長い結婚生活の中で感じてきた思いや、これからの人生をどう生きていくのか。

と誰にも相談できずに1人で悩みを抱えている女性も多いのです。

今回は、心理学や脳科学の視点も交えながら、

なぜ熟年離婚が起きるのか?
どうすればそれを防ぐことができるのか?

について、考えてみたいと思います。

そして、私の思いとして、

「月の光」には、これまで約1万人の女性が、

胸の奥に秘めた切実な悩みを携えて性感エステや悩み相談(カウンセリング)を利用して下さいました。

多く女性の悩みや涙の背景にあるのは、

単なるわがままなどではなく、
何十年もの間、家族のために自分を後回しにしてきた「献身」と、
その裏側にある「底知れぬ孤独」です。

「もっと早くに、男女の思考や脳の仕組の違いを知っていれば……」

相談の中で繰り返されるそんな後悔を、私は一つでも減らしたい。

熟年離婚という大きな決断を考える前に、

まずはご自身の心に起きていることの正体を知り、
これからの人生を「あなた自身」のために選んでほしい。

そんな願いを込めて、この記事を書いています。

ここで少しお知らせさせて下さい<(_ _)>

4月に短いですが、名古屋出張致します。

4月7日(火曜日)~11日(土曜日)の5日間です。

名古屋周辺の皆様、この機会に是非、ご利用下さいませ。

月の光の施術についてこちらのブログで書いていますので、
興味はありけど・・・一歩の勇気が・・・と悩んでいる方は是非、読んでみて下さいね💓
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熟年離婚は「突然」ではなく、長年の積み重ね

熟年離婚というと、浮気や大きなトラブルを想像する方もいるかもしれません。

けれど、実際に多くの女性が語る理由は、もっと静かなものです。

心理学の研究では、熟年離婚の多くは、
「数十年かけて徐々に起こる関係の崩壊」だと言われています。

つまり離婚は、ある日突然起きるものではありません。

女性の心の中で、長い年月の中で少しずつ積み重なってきた感情の結果なのです。

その感情とは、

最近では、この現象を「Walkaway Wife(歩み去る妻)」と呼ぶ専門家もいます。

多くの女性は、ある日突然離婚を決めるわけではありません。

結婚生活の中で、
「こんな夫婦関係を築きたい」
「こんな家庭でありたい」
という思いを持ちながら生活しています。

けれど、現実の夫婦関係との間に少しずつズレを感じてしまうこともあります。

そのズレを埋めようとして、
夫に気持ちを伝えようとしたり、
二人の関係について何度も話し合おうとしたり、
何とか関係を良くしようと努力を重ねてきた女性も少なくありません。

そして、ときには自分の気持ちを抑えながら、我慢を続けてきた女性も多いのです。

けれど、そうした時間が長く続く中で、
「もう無理かもしれない」
「この関係は修復できないかもしれない」
という思いが、少しずつ心の中に積み重なっていきます。

そしてある時ふと、心・気持ちが夫から完全に離れてしまう瞬間が訪れます。

例えば、

夫は仕事が忙しく帰りも遅い。
会社の付き合いで飲みに行くことも多く、
休日にはゴルフや趣味で外出することもある…

もちろん、

男性としては「家族のために働いている」という気持ちもあるでしょう。
家庭を支えるために努力しているという自覚もあるでしょう。

けれどその一方で、妻の側にはこんな気持ちが少しずつ積み重なっていきます。

「この人は、私と一緒に過ごしたいと思っているのだろうか」
「私はこの人にとって、どんな存在なのだろう」

夫にとっては当たり前の日常でも、
妻にとっては「一緒に生きている実感」が少しずつ失われていく時間なのです。

男性は「役割」を果たしたと思い、女性は「孤独」を感じていた

熟年離婚の背景には、もう一つ大きな要因があります。

それは、夫婦のコミュニケーション不足です。

家族の生活を守るために働くことは、もちろんとても大切なことです。

けれど女性にとって、結婚生活で大切なのはそれだけではありません。

ところが多くの家庭では、

男性は仕事が忙しく帰りも遅く、会社の付き合いで飲みに行くこともあります。
休日にはゴルフや趣味などで外出することもあり、
夫婦でゆっくり過ごす時間は、いつの間にか少なくなっていきます。

そして、たとえ夫が家にいる時間があったとしても、
必ずしも夫婦二人の時間が生まれるとは限りません。

テレビを見たり、スマートフォンを触ったり、自分の趣味の時間を優先したりと、
同じ家の中にいながらも会話がほとんどないまま時間が過ぎていくという夫婦も少なくありません。

妻を一人の女性として大切に扱うというよりも、
いつの間にか「家事や育児をこなしてくれる存在」として見てしまっている男性も多いのではないでしょうか?

また、

日々の生活の中で、家事や育児を担う妻が感じている悩みや愚痴に、
夫が、ゆっくり耳を傾ける時間が持たれないまま年月が過ぎていきます。

もちろん男性としては、家族のために一生懸命働いているという思いがあるでしょう。

しかしその一方で、

女性は、
「この人は、私と一緒に過ごしたいと思っているのだろうか」
「私はこの人にとって、どんな存在なのだろう」
「私の気持ちを分かってくれない」
「一人で生活しているような感覚」
という気持ちや寂しさが少しずつ積み重なっていきます。

夫にとっては当たり前の日常でも、
妻にとっては「一緒に生きている」という実感が、
少しずつ静かに失われていく時間になっているのかもしれません。

男性は「大きさ、量、特別」で愛を表現し、女性は「時間、頻度」で愛を感じる

ここには、男女の愛情表現の違いも関係していると言われています。

多くの男性は、大きな出来事や特別なイベントで「愛情」を表そうとする傾向があります。

例えば、記念日に高価なプレゼントを贈ったり、
年に一度の海外旅行を計画したりといったように、
「特別な出来事」で気持ちを表現しようとすることがあります。

男性にとっては、それが

しかし女性が求めている「愛情を感じるポイント」は、男性とは違って…

だったりします。

例えば、

一緒に食事をする時間
何気ない会話の時間
週末に一緒に散歩をする時間

そんな 何気ない日常の穏やかな時間の積み重ねの中で、

これを、心理学ではこれを『日常的な情緒的つながり』と呼びます。

もっと分かりやすく言えば、

女性にとっては、
一年に一度の豪華な旅行よりも、
毎週一緒に散歩をする時間の方が、「愛情」を感じやすいのです。

この違いを、よく「薔薇のプレゼント」で例えることがあります。

例えば男性は、

誕生日に女性の年齢の数だけの薔薇、つまり何十本もの薔薇の花束を贈ることがあります。

男性にとっては、その本数の多さが「これだけ愛している」という気持ちの大きさを表しているからです。

しかし女性の側からすると、たとえそれが何十本の薔薇であっても、1,2本の薔薇であっても、
大きさや金額ではなく、プレゼントをもらった嬉しい思いは同じなんです。

そのため、何十本もの薔薇を年に一度プレゼントされるよりも、
月に一度、あるいは時々でもいいので、1,2本の薔薇をプレゼントされる方が、
頻度が多い分、「常に私のことを考えてくれている」と愛情を感じて嬉しいという女性が多いです。

つまり男性は、『愛情』を「大きさ、量、特別」で表現しようとし、
女性は「時間と頻度」の中で愛情を感じることが多いと言われています。

この小さな感覚の違いも、長い年月の中で少しずつ積み重なり、

夫婦の心のすれ違いにつながることがあるのです。

ーーーそれとちょっと余談です(*’▽’)ーーー

薔薇何十本もの大きな花束をもらったら、女性なら誰もが喜びます💓

でもね・・・・

その喜ぶ反応の裏では、既に女性の脳は動き出し、

「こんなに大きな花束もらっても・・・花瓶無いし・・・」

と現実的なことを考えていたり、

「薔薇の花って、1本500円だよね・・・となると、この花束に2万円使ったの?(゜゜)」
「花束に2万円なら、ネックレス欲しかった・・・」

と女性は考えていることも結構多いです。

ですので、男性の皆様、高額な買い物をする時は、

女性に好きなものを選べせて上げて下さいね!

彼女や奥さんを連れて百貨店やショッピングに行って、

「好きな物買っていいよ!ただ、3万円以内でお願いします💓」

と伝えると、女性はとっても嬉しいです。

ーーー余談終わり<(_ _)>ーーー

男性が気づかない「妻のサイン」

熟年離婚を切り出された男性の多くは、こう言います。

「突然、離婚を言われた」
「何が原因だったのか分からない」

けれど、本当に「突然」だったのでしょうか??

実際には、その前に妻が何度もサインを出していたというケースも少なくありません。

ただ、そのサインに男性が気づいていないことが多いのです。

例えば、

女性は、こんな形で気持ちを伝えて、サインを出していることがあります。

「最近あまり話してないよね」
「たまには一緒に出かけたいね」
「少し話を聞いてほしいんだけど…」

女性にとっては、こうした言葉は 夫婦の関係を良くしたいというサインです。

けれど男性は、それを深刻な問題として受け止めず、

「えっ?何言ってるの?」
「また愚痴を言っている」
「忙しいから今は無理」

とその言葉の裏に隠れた思いに気付かず軽く受け流している人も結構多いのです。

心理学の研究でも、

女性は関係性の変化に敏感で、言葉や態度で気持ちを伝える傾向があると言われています。

一方で男性は、問題がはっきり表面化するまで気づきにくい傾向があります。

そのため、女性は

「何度言っても変わらない」
「この人には伝わらない」
「全然、分かってくれない」

と感じるようになり、やがて話すこと自体をやめてしまうことがあります。

男性の皆さん、奥様の言葉を正面から受け止めているでしょうか?

男女の「記憶の保存形式」の違い

女性の脳は、
感情を司る「扁桃体」と言語を司る「左脳の言語野」の連携が非常に密接です。

そのため、

当時の「寂しさ」や「悲しみ」という感情が、
言葉や情景とセットで強くパッケージ化されて保存されます。

夫が無神経に放った一言や、
寂しかった時に放置された記憶を、

女性は「昨日のことのように」鮮明に覚えています。

男性が「10年も前のことだろ?」と思うことも、
女性にとっては「今、目の前で起きている痛み」なのです。

月の光に「熟年離婚」を考えて悩み相談に来られる女性から、
数年前、数十年前に旦那さんから言われた言葉を昨日のことのように思い出して、
泣きながらその時の思いを吐き出される女性も多いです。

男性にとっては、
その場限りの「ちょっとした不満」や「冗談」だったのかもしれません。

しかし、女性の脳(扁桃体と言語野の密接な連携)にとっては、
これらは「一生忘れられない心の傷」にも等しい衝撃です。

「一日中、家にいて何してたの?」家事や育児の労働や大変さを考えてくれず言われた言葉
「俺のご飯は?」体調が悪く寝込んでいる時や育児で手一杯な時に言われた言葉
「俺は仕事で疲れているんだ」
「お前を女性として見ていない」
「お前を性的対象(抱きたいと)に思えない」
「お前太った?」
「家にいる時もちゃんと化粧しろよ。みっともない」
「化粧しても変わらないよ」
「誰のおかげで生活出来てると思っているんだ」
「俺と同じだけ稼いでから文句言えよ」
「おふくろの味と違う」
「お前の料理不味い」

こうした言葉が投げかけられるたび、
女性の脳内ではその時の痛みが生々しく保存され、
心のシャッターが音を立てて閉まっていきます。

これらは単なる過去の記憶ではありません。

脳の仕組み上、
思い出すたびに当時の痛みがフラッシュバックする「現在進行形の傷」なのです。

一方で男性脳は、
感情と事実を切り離して処理する傾向があります。

解決したと本人が思った問題や、過ぎ去った出来事は、感情のラベルを剥がして「事実(データ)」としてのみ脳の奥にしまい込みます。

だからこそ、妻が過去の不満を持ち出したとき、

男性は「なぜ今さら蒸し返すんだ?」と戸惑います。

男性にとってそれは「完結した過去」であり、
逆に、女性にとっては「未解決の現在」なのです。

この保存形式の致命的なズレが、
10年、20年と積み重なった結果、ある日突然の「熟年離婚」として噴出するのです。

夫婦の心のすれ違いにつながることがあるのです。

なぜ定年退職後に離婚が増えるのか

熟年離婚は、「夫の定年退職後」に離婚が増えると言われます。

長年、夫は仕事中心の生活を送り、
妻は家庭を中心に生活してきたという夫婦は少なくありません。

例え、今現在、共働きが当たり前の時代ですが、
結婚して子供が生まれれば、多くの女性が育児と家庭中心の生活へとシフトしていきます。

仕事に邁進してきた男性にとっての「定年」は、一つのゴールかもしれません。

しかし、家庭を守ってきた女性にとって、
それは生活の基盤が根本から揺らぐ「構造変化」の始まりです。

現役で働いていた頃は、夫は日中仕事に出ており、
家の中で長い時間を過ごすことはありませんでした。

これまで、夫が仕事に出ている時間は、
妻にとって「唯一、自分らしくいられる自由な時間」でした。

その物理的な境界線が消え、
昨日まで会社にいた夫が定年退職した時点から、
「24時間家に居る、リビングの住人」となる現実は、
想像以上に大きな心理的負荷を妻に与えます。

もちろん本来であれば、

これは夫婦がゆっくりと時間を共有できる新しい人生の始まりでもあります。

しかし現実には、

この変化が夫婦関係の問題を表面化させてしまうことも少なくありません。

子どもが独立したとき、夫婦の本当の関係が見える

もう一つ、熟年離婚の背景としてよく言われるのが、子どもの独立です。

長い結婚生活の中で、多くの夫婦は「子育て」という大きな役割を共有しています。

子どもの成長を見守り、学校や進路のことを考え、
家族としての生活を守ることに一生懸命になる日々です。

その間、夫婦の関係は、
「父親」と「母親」という役割の中で保たれていることも少なくありません。

言い換えると、

夫婦というよりも、「子育てのチーム」として生活している期間とも言えるかもしれません。

ところが、子どもが独立すると、その役割が終わります。

家の中には再び、夫婦二人だけの時間が戻ってきます。

そのとき初めて、

「私たちは夫婦として、どんな関係だったのだろう」

と考える人も少なくありません。

心理学では、この時期の心の変化を、
「空の巣症候群(Empty Nest)」と呼ぶことがあります。

子どもが巣立ったあと、親の心にぽっかりと空いたような感覚が生まれる状態のことです。

このとき夫婦の間に会話や共通の時間が多ければ、
新しい形の夫婦関係を築いていくことができます。

けれど、もしこれまで夫婦としての時間があまりなかった場合、
その空白がそのまま「心の距離」として感じられてしまいます。

「月の光」にご相談に来られる女性の中には、
こんなお気持ちを話される方も少なくありません。

「夫が一日中家にいる生活を想像すると、なぜか息苦しいような気持ちになってしまうんです」
「子どもが独立して、ふと夫と二人きりになったとき、昔どうやってこの人と過ごしていたのか思い出せなくて・・・」
「夫と何を話せばよいか分からない・・・」

長い結婚生活の中で、仕事や子育てなど、それぞれの役割に追われる日々が続いた結果、
気づかないうちに夫婦というよりも「家庭を維持するための役割」を担う関係になってしまったのです。

女性の背中を押す「年金分割制度」

2007年に「熟年離婚」が大きく話題になり、
その後ずっと今日まで「熟年離婚件数」が高止まりしている背景に、

2007年4月に、年金分割制度がスタートした経済背景がとても大きく関わっています。

年金分割制度とは、
離婚した際に、婚姻期間中に夫婦が納めた厚生年金保険料の「記録」を分割し、将来の年金受給額を増やすことができる制度です。

専業主婦(主夫)など、離婚後に自分の年金額が少なくなってしまう人の老後生活を保護する目的で創設されました

分かりやすいイメージで説明すると、

例えば

夫の年金:月20万円
妻の年金:月5万円

結婚していた期間の年金を分けると

夫:月15万円
妻:月10万円

のように、離婚後に妻の年金が増える仕組みです。

※実際は「年金額」ではなく厚生年金の記録(保険料納付記録)を分けます。
※分割されるのは「厚生年金」だけで、「国民年金」は対象外です。

この制度ができる前は、
専業主婦やパートで扶養の範囲内で働いていた女性は、
離婚すると自分の国民年金(老齢基礎年金)しか受け取れず、
老後の生活が極めて困難でした。

そのため、

多くの女性が、
経済的な不安から「死ぬまで我慢するしかない」と離婚に踏み切れず諦めていたのです。

しかし、

この制度によって経済的な不安が(完全ではないにせよ)軽減され、
女性が旦那の定年退職と同時に「熟年離婚」に踏み切りやすくなった背景があるんです。

2007年4月に年金分割制度が導入される際、
実は社会現象として「離婚待ち」が起こりました。

「どうせ別れるなら、4月まで待って年金をしっかりもらってからにしよう」

と考える女性が続出し、

制度開始の2007年、2008年は「熟年離婚件数」がグンと跳ね上がった記録があります。

もし、「熟年離婚」を考えている女性で、
長年、専業主婦やパートをしてきたため、離婚後の生活が不安な方は、
この制度があることを知って下さいね。

でもね、さすがお役所仕事!!

税金など私達国民から搾取するお金はしっかりとお役所仕事で通知が来ますが、
お金がもらえる場合は、国民が知り、手続きをしないと何ももらえない・・・・

離婚届けを提出した際に、この情報は残念ながらほとんど教えてくれません (~_~;)

この制度の利用は、離婚届を出せば自動的に分割されるわけではなく、
離婚から2年以内に年金事務所で手続きをする必要があります。

複雑な制度ではありますが、将来の生活を支える大切な権利ですので、
もし具体的な状況に合わせて詳しく知りたい場合は、
お近くの年金事務所で「年金分割のための情報通知書」を請求してみるのが最初の一歩ですよ。

心と体に現れるストレス反応

実は近年、こうした夫婦関係のストレスが体調に影響するケースも指摘されています。

もし今、

あなたが夫と同じ空間にいるだけで動悸がしたり、
強いイライラを抑えきれなかったりするのなら、

それは性格の問題ではなく、心身の反応です。

例えば、

・夫との関係による強いストレスによって体調不良が起こる状態は「夫源病(ふげんびょう)」
・パートナーとの情緒的なコミュニケーションが取れない孤独感から、精神的な疲労を感じる状態は「カサンドラ症候群」

「なぜこんなに疲れてしまうのだろう」
「夫と一緒にいることがストレスに感じてしまう」

そう感じている方がいたとしても、それは決して珍しいことではありません。

「自分の器が小さいから」と、どうか自分を責めないでください。

あなたの体は、長年抑え込んできた感情や我慢に対し、
今、懸命にアラートを出しているのです。

まずはその状態を客観的に捉えることが、自分自身を救う第一歩となります。

人生の転換期に重なる「更年期」という荒波

熟年離婚を考える背景には、心理的な要因だけでなく、
女性の体内で起きる劇的な生物学的変化が大きく関わっています。

近年、研究で注目されているのが『女性の更年期(メノポーズ)』です。

熟年離婚の件数が50代を境に急増する背景には、
社会的な環境の変化だけでなく、

女性の体に訪れる「更年期」

という大きな生物学的変化が密接に関係しているとも言えるでしょう。

更年期とは、
一般的に、女性は50歳前後で「閉経」を迎えます。
この閉経の前後5年、計10年間を「更年期」と呼びます。

この時期、卵巣の機能が低下することで、
女性の心身を支えてきた守り神のような女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」が急激に減少します。

実は、このエストロゲンの急降下こそが、
長年連れ添ったパートナーシップに「終止符」を打たせる一押し(決定打)になることが少なくありません。

「ケアの脳」からの脱却

エストロゲンは、単に妊娠・出産を支えるだけでなく、
脳内の神経伝達物質(セロトニンやオキシトシンなど)の働きを助け、

感情を穏やかに保ったり、
周囲との和を重んじたりする、

いわば「和合と献身のホルモン」としての側面があります。

これまで長年、

女性が自分を後回しにしてまで家族に尽くし、
家族のために自分を抑え、
夫の機嫌を取り、
家庭の調和を守り続けてこれたのは、

すると、これまでは我慢できていたことに対して、

「なぜ、私はこの人の世話を一生し続けなければならないのだろう?」
「なぜ、私は自分を犠牲にしてまで、この人に尽くしているのだろう?」

という、極めて合理的で冷静な視点が戻ってくるのです。

オキシトシンと「孤独」の感受性

更年期には、
「絆のホルモン」や「幸せホルモン」とも呼ばれる「オキシトシン」に対する脳の感受性も変化します。

女性は生物学的に男性よりもオキシトシンの受容体が脳内に多く、
生涯を通じてその分泌や感受性が心身の健康に深く関わっているため、
パートナーとの情緒的な繋がりや『共感』を生存に不可欠なエネルギーとする性質があります。

オキシトシンは、
相手を信頼したり、触れ合ったり、情緒的な交流(心の通い合い)をすることで分泌されます。

このホルモンが十分に満たされているとき、
私たちは「愛されている」「ここにいていいんだ」という深い安心感を得ることができます。

しかし、

長年「役割」だけで繋がってきた夫婦の場合、
そこにはオキシトシンを生み出すような「心の交流」がほとんどありません。

エストロゲンが減少する更年期において、
脳はこのオキシトシンの不足(繋がり不足)に対して非常に敏感になります。

すると、これまでは「家族のためだから」「主人は仕事が忙しいから」
と理性で飲み込んできた寂しさが、

「もうこれ以上、自分をすり減らしてまで一緒にいる意味があるのだろうか?」

という、人生の根本を揺るがすような虚しさとして襲ってくるのです。

「同じ屋根の下にいるのに、精神的にはずっと独りぼっち」
「隣に夫が座っているのに、心の溝は深く、共有できるものが何もない」

こうした日常的な「冷え切った孤独」をあなたの脳は、
「生存を脅かすほど深刻な孤独」として感知し始めます。

「自分自身」に目覚める脳

医学的には、女性の更年期の時期を「第二の思春期」と呼ぶこともあります。

他者のために生きていた脳が、
初めて「自分自身の幸福」のために再構築(リワイヤリング)される時期なのです。

自分は何が好きだったのか?
これからの数十年を、誰と、どう笑って過ごしたいのか?

更年期に起きる強いイライラや、夫への拒絶反応。

それは決してあなたの性格がわがままになったからではありません。

エストロゲンという「献身のスイッチ」がオフになり、
脳が「一人の独立した人間として、自分の人生を歩みなさい」という号砲を鳴らしているのです。

熟年離婚を防ぐために! 世代ごとにできる夫婦関係の整え方

熟年離婚は、ある日突然起こる出来事ではありません。

多くの場合、長い年月の中で少しずつ積み重なった「心の距離」が、
気づかないうちに大きく広がってしまった結果として表面化します。

そして逆に言えば、

「今この瞬間」の関わり方を変えるだけで、
未来の夫婦関係はいつからでも変えられるのです。

夫婦関係の土台は、年代ごとに少しずつ変化していきます。

今回は、多くの女性の「夫婦の悩み相談」に寄り添ってきた「月の光」の視点から、
世代別に「今からできる関係構築のヒント」をお伝えします。

【20代・新婚期】「最良の他人」として敬意を育む

まだお互いへの愛情が新鮮なこの時期に、何よりも大切なのは「パートナーは自分とは異なる宇宙を持った他人である」という健全な境界線を引くことです。

・「普通はこうでしょ」を捨てる:
生まれ育った家庭や環境、地域が違えば、家事の価値観も、育児の考え方も、休日の過ごし方も、「当たり前」の基準も違って当然です。自分の正義を押し付けず、違いを面白がる余裕を持ちましょう。

・「対話のルート」を開通させておく:
小さな違和感を「これくらいなら……」と飲み込まず、「私はこう感じているよ」と伝える練習をしてください。若いうちに「二人の解決ルール」を確立しておくことが、将来の決定的な亀裂を防ぐ最大の防御になります。

心理学や夫婦研究でも、
長く良好な関係を維持している夫婦には「対話の習慣」があると言われています。

若い頃から「話し合える夫婦」であることは、
将来の大きな衝突を防ぐための大切な土台になります。

【30代・40代】業務連絡だけの夫婦にならない

子育てや仕事など、人生で最もタスクが多いこの時期、

「明日の予定は?」
「子どもの習い事は?」

と夫婦の会話はどうしても業務連絡のような会話になりがちです。

こうした会話が続くと、夫婦関係は次第に
家庭運営のパートナー(共同経営者)のような関係になってしまいます。

・情報の共有から「感情の共有」へ:
連絡事項だけでなく、主語を「私」にして、「今日はこんなことがあって嬉しかった」「ちょっと疲れることがあったんだよね」という他愛もない話を1日10分だけ確保しましょう。そんな何気ない感情の共有が、夫婦の心理的距離を保つ大きな役割を果たします。この積み重ねが、将来子供が巣立った後の「二人の絆」を繋ぎ止めます。

神経科学の研究でも、
人は自分の感情を受け止めてもらえると、
安心や信頼に関係する神経回路が活性化することが分かっています。

・お互いの「個」の自立を応援する:
男性は「自分のことは自分でできる生活力」を持つこと(生活の自律)。
女性は「家庭以外の世界」を持ち、自分自身の人生を大切にすること(精神の自立)。

定年後に「妻がいないと何もできない」状態にならないよう、今からそれぞれの世界を広げておくことが、将来の息苦しさを解消し、心地よい距離感を作ります。

【全世代共通】「察して」を卒業し、言葉を大切にする

長く一緒にいると、

「言わなくても分かるはず」
「これくらい察してほしい」

という期待が生まれることがありますが、これは幻想です!

残念ながらこの気持ちを持ち続けることは、熟年離婚への最短ルートとなって行きます。

心理学の研究でも、
人は相手の気持ちを思っているほど正確には読み取れていないことが分かっています。

・言葉の「鮮度」を逃さない:
感謝も、ちょっとした不満も、寂しさも。感じたその時に言葉にする練習をしましょう。

・「ありがとう」と「ごめんね」をケチらない:
今、照れくさくて飲み込んでいる言葉は、20年後にはもっと重くなって出せなくなります。大切な想いほど、今すぐ言葉にして手渡していきましょう。

男性の皆さんへ

この記事を読んで下さっている男性の皆さんへ、

「自分の妻は熟年離婚を選ぶかも・・・」と思えた方は、どうか絶望しないでください。

奥様がまだ言葉を発しているうちは、
形を変えた「助けて」のサインであり、
関係を修復できる逆転のチャンスが残されています。

是非、今日から、

そして「いつもありがとう」と、声に出して伝えてみてください。

特に分かりやすく伝えるのがポイントです。
「今日のご飯も美味しい」「いつも家を綺麗にしてくれてありがとう」と言うように。

その小さな一歩が、凍りついた奥様の心を溶かす、唯一の鍵になるはずです。

人生の主役はあなたです!

離婚は決して失敗ではなく、新しい人生への選択肢の一つでもあります!  

熟年離婚という言葉の裏側には、統計データだけでは測りきれない、

一人ひとりの女性の長い「歴史」があります。

家族のために走り続けてきたこれまでの歳月は、決して無駄ではありません。

しかし、子どもの独立や定年という節目は、

あなたが「一人の女性」としての人生を再スタートさせる、
大切なタイミングでもあります。

夫婦としての新しい絆を紡ぎ直すのか。

それとも、自立した個人として新しい道を選ぶのか。

どちらの道を選んだとしても、

大切なのは、あなたが自分自身の心に嘘をつかず、
納得感を持って歩み出すことです。

でも、

もし「この人と一緒に歩んでいきたい」という想いが一滴でも残っているのなら、
その関係は今この瞬間からでも変えていくこともできます。

ほんの少し相手の言葉に耳を傾けること。
「ありがとう」や「ごめんね」を言葉にすること。
我慢しないでちゃんと自分の思いを伝えること。
そして、何気ない日常の時間を一緒に過ごすこと。

そんな小さな積み重ねが、
夫婦の関係を少しずつ温かいものへと戻していくこともあります。

長い人生の中で、夫婦は何度も関係の形を変えながら歩んでいくものです。
子育ての時期、仕事に忙しい時期、そして子どもが独立した後の時間…

そのときどきで、夫婦の関係は新しく作り直すことができるのです。

どんなに深い霧の中にいても、夜明けは必ずやってきます。

夫婦のこと。
これからの人生のこと。
女性としての心と体のこと。
もし誰かに話してみたいと感じたときは、

どうぞ一人で抱え込まずに、気軽にご相談くださいね。

人生はまだ、これからです💓

あなたがあなたらしく、
心穏やかな人生を送れる日が来ることを、心より願っております💓🌙

女性の性をサポートする『月の光』
性セラピスト・カウンセラー/髙森 由香

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