月の光

Gスポット!

医学的には『Gスポットは存在しない』ってことを知っていますか?

女性の性感帯の1つとして知られている『Gスポット』ですが、

1998年に医学研究により、その存在(Gスポット)が否定されてから、幾度か、Gスポットの医学研究や調査が行われましたが、最新の2015年の医学的調査報告書にも、存在が否定されています。

でも、日本では、今だにSNS、女性誌での「セックスhow to」、風俗的雑誌、AVなどでは、
『Gスポット』の言葉が溢れています。

「女性の性」「女性の性感帯」「女性のオーガズム」などに関しての医学的研究報告や論文が、近年、数多く発表されています。なのに、それらの情報が日本に入ってきても、なかなか広く知れ渡らない・・・

Gスポットに関しても・・・・・

その原因は、日本人にとっての『英語の壁』が大きく影響しているのだと思います。

日本人は、世界的にみても、英語教育のレベルが低い!

レベルが低いと言うよりも、日本の学校での英語教育により、英語が嫌いになる人を増やしているようにしか思えません・・・

同じアジア人でも、台湾、香港、シンガポール、韓国、マレーシア・・・・日本人よりも英語を話せる方多いです。なのに、日本人は、英語を話せない・・・読めない・・・書けない・・・
もっと日本の英語教育を考え直さなければいけないと思います!!

『英語の壁』が大きいがゆえに、世界共通語である英語で発表される世界的な医学研究報告や論文を、読める人、理解する人が少なすぎる・・・・・
読もうと思う人ですら、稀かもしれない・・・・・

これらの研究報告や論文は、それに関連する研究機関や医師が読み、理解していくのですが、、、

それをちゃんとした日本語に翻訳して一般向けに発信する人が、日本にはほとんど居ない!

そのため、誰かが過去に翻訳して発信した情報が、なかなか最新の情報に更新されず・・・・
ガラパゴス化状態となっている・・・・・・

またも、余談・・・脱線してしまいました(苦笑)
話を元にもどして、

さて、長い前振りはこれで終わりとして、

では、分かりやすくGスポットの歴史・医学的研究を追っていきましょう!

Gスポットは、

1950年、ドイツの産婦人科医で女性器の研究で有名だったエルンスト・グレフェンベルク(Ernst Grafenberg)の論文で初めてその存在を紹介されたことから始まります。
しかし、当時はまったく注目されませんでした。

余談ですが、このグレフェンベルクさん、Gスポットだけでなく、子宮内避妊具であるリング(グレフェンベルク・リング)の発明者でもあるんです!!

それから、この『Gスポット』を広く世に知らしめて普及させたのに貢献した人物が現れます!

アメリカの性科学者であり、ラトガーズ・ニュージャージー州立大学名誉教授でる、
ビバリー・ウィップル博士(Beverly Whipple)です。
Gスポットの母との呼び名があるほどです。

そう、このビバリー博士こそが、『Gスポット』の名づけ親なのです!

彼女は、1970年代、骨盤低筋体操(ケーゲル体操)のインストラクターをしていました。
※骨盤低筋体操(ケーゲル体操)とは、骨盤の中にある臓器(子宮、膀胱、膣、直腸etc)を下で支えている骨盤低筋と呼ばれる筋肉を鍛える体操。骨盤低筋は、出産後に緩んだり、加齢とともに緩んだりします。そうなると、尿漏れや、膀胱脱、子宮脱、直腸脱などの原因となるため、この筋肉を鍛えて尿漏れの改善や臓器の脱を防ぐ。

その時の生徒の1人が、『セックスの最中に膣の中から液体が飛び出てくるのですが、私は大丈夫でしょうか?』と相談され、『そのようなことがあるのか?』と半信半疑だった・・・

何故なら、当時の性科学界では、女性はクリトリスでしかオーガズムを得られないが定説となっていたからです。

しかし、同じような経験をしている女性が何人もいることが分かり、ウィップル博士は、「膣内にも刺激を与えると快感を感じ液体を射出させる場所がある」と考えるようになり、

共同研究者と共に、400人の女性の膣を医師と看護師に調べてもらった。

すると、膣口から3㎝~5㎝ほど入った膣前壁に強い快感を感じさせる場所(ポイント)を発見したのです。

ウィップル博士は、この発見に衝撃を受け、過去に同じような論文・文献がないか徹底的に調べたところ、1950年のドイツの産婦人科医:エルンスト・グレフェンベルクの論文を発見したのです。

1982年 ウィップル博士が著者である『Gスポット(原題:The G SPOT)』が発売され、世界的ベストセラーとなり、同時に彼女も世界的に有名になったのです。

その本の中で、『女性の最も敏感な部分を”グレフェンベルク・スポット”と名付けた』と書いてあります。
それが、出版社によってグレフェンベルク(Grafenberg)の頭文字Gに省略され、
Gスポットとなったのです!

これがGスポットの誕生の歴史です!

ですが、歴史が進み・・・医学が進み・・・研究が進み・・・・

1998年 オーストラリアの女性泌尿器科医であるヘレン・オコネル氏(Helen O’Connell)がMRIを使ってクリトリスを調べ、解剖学的構造を解明し、クリトリスの全体像が明らかにしました!
※「クリトリス」については、このブログの前のブログに詳しく書いてありますので、そちらも読んでね!

そして、ヘレン・オコネル氏は、「Gスポットは尿道と「ヴァギナ(膣)に付随するクリトリスの組織である」と発表!!

2006年 イタリアの研究者であるビンチェンゾ・プッポ氏は、「Gスポットは存在せず、全ての女性はクリトリスでオーガズムに達する。膣内オーガズムはあり得ない」とする研究成果を発表。

2008年 フランスの産婦人科医であるオディール・ビュイソン氏(Odile Bussion)とフランスの外科医であるピエール・フォルデス氏(Pierre Foldes)がクリトリスの最初の完全な3D超音波検査(エコー画像)を公開し、

ヘレン・オコネル氏と同様の調査結果を報告!!

2008年 イタリア、ラクイラ大学のエマヌエーレ・ジャンニーニ教授(Emmanuele Jennini)と フランスの産婦人科医であるオディール・ビュイソン氏(Odile Bussion) が「性行為中の女性器の活動」についての実験(体の内側のクリトリスと膣に、直接的に刺激を受けることによって、女性の身体にどんな反応が引き起こされるのか、超音波で調べる)を行い、

「Gスポットという名前自体は、いいネーミングだと思いますが、科学的には“スポット”でも“G”でもなく、もっともっと複雑な現象が起こっています。クリトリスはもちろん、尿道とか、膣壁や、性腺、神経、筋肉などがすべて総合的に働き合って、快感を生み出します。そこに至る過程は人それぞれ違うんです」と提唱した。

2010年 イギリスのキングス・カレッジ・ロンドンの研究グループが、23~83歳の約1800人の双子の女性を対象に聞き取り調査を行なった。

DNA、血液型、性別が同じである一卵性双生児であればGスポットの有無が一致しているはずなのに「Gスポットがあるか」の問いにバラバラの回答をする双子が多かったため、Gスポットの存在が否定されたと結論づけた。

2014年  イタリア、ラクイラ大学のエマヌエーレ・ジャンニーニ教授(Emmanuele Jennini) が2008年に発表した内容をまとめて、「ウィップル博士のGスポット理論は大変素晴らしいのですが、その名称に問題があります。膣内オーガズムはたくさんの要素が集まって起きるものです。女性を絶頂に導く究極の場所はスポットという“点”ではなく、陰核(Clitoris)、尿道(Urethra)、膣(Vagina)の複合体(Complex)による立体的な領域なのです。」とCUVコンプレックスと命名した。
*CUVコンプレックスとは、クリトリス(Clitoris)、尿道(Urethra)、膣(Vagina)の複合体(Complex)の領域のこと

 Gスポットについては、このように多くの医者・博士が研究を行い、その存在を追求してきましたが、1998年のヘレン・オコネル氏により、クリトリスの全体像が明らかになってから、今に至るまで、

Gスポットは存在せず、膣壁を通っての刺激が内部に伸びるクリトリスの一部・もしくは全体に伝わり、クリトリス全体と脳によってもたらされるオーガズムであることが、医学的には立証されています。

本日、このブログを読んで下さった皆様は、最新の医学的根拠により否定されているGスポットを知りました!

なので、今だに、
「Gスポットの場所は・・・・」
「Gスポットでの行かせ方・・・」
などと話しているSNS、雑誌、AVなどの情報は、

「古い情報載せてるな~」と思ってね!

月の光の性感エステで、約1000人の女性をオーガズムに導いてる私としては、

「第2関節の膣前壁の当たりのザラザラした所がGスポット」と言われても、女性の膣内は、人それぞれ膣内の『ひだ』の形、量が違うし、そんな一部がザラザラした膣壁を感じたことがありません。

クリトリスの全体像を知っているおかげで、その人その人の膣内からクリトリスへ刺激が伝わりやすい場所を探し出し刺激するので、オーガズムへ導きやすく、多くの女性が中イキの気持ち良さを体感して下さっています。

女性の性感帯は人それぞれ違います、誰1人として同じであることはありません。

だからこそ、1人1人、その性感帯を探し当てていく必要があると思います。

そして、その性感帯を本人に知って頂き、実感して頂く!!

そうすることで、もっともっと感じる体になっていくと思います。

そのためにも、間違った巷の情報は頭から捨てて、常に最新の情報に置き換えて行ってね!

長文をここまで読んで下さって本当に、ありがとうございます♡

女性の性セラピスト/カウンセラー  髙森由香