『 男女の考えの違い(その1)』に続いて、その2をアップします!
異性って、本当に分からないことだらけですよね!!
女性は、まだまだ母性本能と言うか・・・
男性の理解できない行動を、
『?????』
と思いながらも、
コロコロと手のひらに乗せて転がしているように扱うことが出来ると思います。
でも、男性からすれば、
本当に女性を理解できない人が多いと思います。
考え方の違いだけでなく、
女性は生理周期によってホルモンバランスが乱高下しますので、
それによって、精神状況も乱高下します・・・・・
こちらも、今度、ブログで詳しく解説していきますね!!
『 男女の考えの違い(その1)』でもお伝えしましたが、
異性の言動での、
『どうして、こんなことを言うのか?』
『どうして、こんな行動をするのか?』
理解に苦しむことも多いと思います。
だから、この『男女の考え方の違い』を知っていれば、
何かと役に立つと思うので、心の隅にインプットしておいて下さいね!
少しでも理解できたら、イライラや喧嘩も減りますよね!
ではでは、『その2』を始めていきます!
その前にこちらをクリック👇👇『男女の考え方の違い(その1)』を先に読んでみて下さい!
男女の考え方の違い(その1)
『タクス処理』に対して
この『タクス処理』に関しては、本当に奥が深く、男女の違いの1番大きな重要なポイントだと思いますので、ちょっと医学的論文も紹介しつつ、深堀していきますね!!
男性はシングルタスク (1つの処理しか出来ない)
女性はマルチタスク (同時にいくつもの処理が出来る)
※タクスとは、課された仕事・作業・課題
この違い、知っておくと本当に無駄なイライラや喧嘩が減ると思います!
こちらも、医学的にはしっかりと研究・臨床されて解明されていることですが、
ー*-*-*-*-*-*-*-*-*-
その前に、ちょっと余談(少々長い余談です!!)
古い情報から新しい情報へアップデートしていきましょう!!
実は、この男女のタスク処理に対して、
SNSはじめ、まだまだ古い情報が溢れてかえっています!
シングルタスクとマルチタスクについてはの古い情報とは、
女性は、右脳と左脳を繋ぐ脳梁が男性よりも20%太い
※脳梁とは、左右の大脳半球をつなぐ交連線維の太い束
このため、
女性は、右脳と左脳の連携がスムーズなため、一度に複数のことが出来る(マルチタスク)
男性は、一時に1つのことしか出来ない(シングルタスク)
👇👇こちらの図が良くSNSで紹介されています。
でも、こちらの情報は、古い情報であると同時に、間違った情報でもあるんです!!
えっ????
と思われる方も多いでしょう!!
未だに、この情報が正しいかのようにSNSでよく目にしますよね~!
この『脳梁の太さの違い』という情報が広く知れ渡ったのは、
黒川伊保子氏の『妻のトリセツ』の本内で記載(紹介)されたからなんですよね~!
累計部数約35万部を達成した大人気の本
👇👇こちらの本です(もちろん私も持っています!!)
こちらの本の中の1つとして紹介されている
「女性脳は、右脳と左脳をつなぐ神経線維の束である脳梁(のうりょう)が男性と比べて約20%太い」
と医学的データを示しているように文章内で提示し、
男女の脳の違い・考えの違いに結び付けているために、
この本を読んだ人達が、ブログで紹介したり、
男女や恋愛に関わるビジネスの方々が引用して紹介していき、
瞬く間にこの『脳梁説』が広がったんです。
でもね~~・・・
脳科学者や心理学者、医学会では、
データーの科学的根拠が極めて薄い
最新の研究結果ではない
多くの研究から既に否定されている
古くて、科学的根拠が薄く、既に多く研究で否定された間違った情報!
となっているんです!!
う~ん?????
何故こうも否定されているのか????
黒川伊保子氏の『妻のトリセツ』の本で掲載(紹介)され、
古いのに、今なお語り継がれている、
『男女の脳の違い、脳梁の違い』説の元になった論文がこちら👇👇
1982年『サイエンス』誌で発表された論文
Sexual dimorphism in the human corpus callosum(人間の脳梁における性的二形)
執筆者:C DeLacoste-Utamsing & Ralph L Holloway
論文の結論内容:
男性9人、女性5人の合計14人の脳梁の太さを測ったら、女性の方が太かった。
だから女性の方が左右の脳の連絡がよくできると結果づけている。
※サイエンス(Sience):1880年に創刊され、現在アメリカ科学振興協会(AAAS)によって発行されている学術雑誌
えっっっっー-----!!!!
たった、14人のデータ!!!!
これが未だに、あちこちのSNSで語られている元なんです!!
東京大学准教授 認知神経科学・実験心理学の四本裕子さんは、
この脳梁について、トリセツの本の中で紹介されているデータについて、
以下のようにインタビューで答えています。
データの科学的根拠が極めて薄いうえ、最新の研究成果を反映していない。
たとえば「脳梁」で取り上げられたデータは、14人の調査に基づいた40年近く前の論文で、かつ多くの研究からすでに否定されています。
『妻のトリセツ』の本に登場するそのほかのデータも「聞いたこがない」。
今さすがにこれ(男女の脳梁の違い)を信じている脳科学者はあんまりいないんですよ。
(以下より抜粋)
2019年4月の朝日新聞デジタル:木村尚貴氏の記事
妻のトリセツが説く脳の性差 東大准教授は「根拠薄い」
40年近く前の論文とは・・・・・
それにね~、
1982年にサイエンスで発表されたこの論文には、
『男性の脳より、女性の脳の方が脳梁が20%も太い』なんて記述は無いんです!
えっ?えっっ??
『男性の脳より、女性の脳の方が脳梁が20%も太い』
の『20%太い』って数字は、
黒川伊保子氏の『妻のトリセツ』の本内で記載されて広まった数字なんです!
この20%の根拠、論文などは、存在しません!
この件に関して、
2019年4月の朝日新聞デジタル:木村尚貴氏の記事
妻のトリセツが説く脳の性差 東大准教授は「根拠薄い」 の中で、
記者が、黒川伊保子氏にこの『20%』の主張の根拠を尋ねると、
「『脳梁の20%』は、校正ミスで数値は入れない予定だった」
との返答だった
「校正ミス」・・・・・・!!!!
もともと無い数字が出てきたってことは、
本が売れるように、出版社側がいろいろ考えた結果、
数字を入れたのかもしれませんね~~
(髙森の独り言・・・)
そして、『脳梁20%』が独り歩きをし出して、今に至る・・・・
余談終わりです(^^♪
ー*-*-*-*-*-*-*-*-*-
では、ここからは、最新の医学的根拠をお伝えしますね!!
2015年11月
リーセ・エリオットが率いる英国のロザリンド・フランクリン医科学大学の研究により、
これまで「男性脳」「女性脳」の根拠とされてきた「脳の性差」は、実際には存在しないという研究成果が発表された。
研究チームは、6,000件を超えるsMRI(構造的核磁気共鳴画像法)検査の結果をメタ分析した結果、
脳の海馬の大きさに大きな男女差はないことを示した。
今回の研究では、海馬以外の2つの性差説も否定された。
1つは、男女の脳梁の太さの違いが否定された。
もう1つは、男女の脳の半球による言語処理の方法に違いも否定された。
2015年の論文とは、最近ですよね!!
ということは、
解剖学的には、脳梁の大きさには男女差が無いってことですね!!
解剖学的には・・・・・
では、「男性脳」と「女性脳」はどうなのかなぁ~???
解剖学的に脳の男女差が無くても、
男性の染色体は、XY
女性の染色体は、XX
男性の体は男性ホルモンが主体
女性の体は女性ホルモンが主体
男性と女性の生殖器は違う
男性と女性によって罹りやすい病気がある
などなど・・・・
やっぱり解剖学(外見的検知)では分かりえない男性と女性の違いはたくさんありますよね!
これに対する医学的論文が、ありましたー----っ!!
2013年12月 Academy of Sciences (NAS) :米国科学アカデミーに掲載
アメリカのペンシルベニア大学とペレルマン医学大学院の研究チームにより、
若い男女949人(8歳~22歳の男性:428人・女性:521人)を被験者とし、
最新式のMRIで彼らの脳内をスキャンして、脳の様々の部分の間がどのように接続されているかをマッピングした。
それによると、
男性は脳全体を使用し、脳の前後を繋ぐ神経連絡が多く、右脳は右脳、左脳は左脳と独立で処理している
女性は脳の前頭葉を中心に使用し、右脳と左脳を繋ぐ神経連絡が多く、左脳と右脳の両方で処理している
ことがマッピングにより解明されました!
そして、この研究結果により以下のように結論づけられました!
男性は、
単一の情報をすばやく認識し、それをすぐに使用して複雑なタスクを実行する能力が優れている。
地図を読んだり、食事を作ったりするなど単一の複雑なタスクに集中するのが優れている。
シングルタスク
女性は、
分析能力と直感のつながりを容易にし、 記憶や社会的認知スキルに優れている。
人と差し障り無く会話をしながら顔や名前や会った場所を覚えたりと多くの情報処理をすると同時に行動することを得意とする。
マルチタスク
👆この結論って、
『脳梁の男女差』とか『脳梁20%』とかは別として・・・・
黒川伊保子氏が『妻のトリセツ』の本で説明していた
「男性=シングルタスク」「女性=マルチタスク」
が別の研究結果から正しいことが裏付けされているんですよね!!!
流石、人工知能エンジニアとしてAI研究に長年携わってきた黒川氏!
人工知能から男女の違い、脳の構造の違いを察知していたと思います。
ちょっと話が逸れてしましましたが、
『シングルタスク』と『マルチタスク』を分かりやすくすると・・・
例えば、
『ある時間が来たら動画のスイッチONして下さい』との指示に対して、
男性は、その時間を集中して待ち、スイッチON!!
女性は、その動画が放映される場所の状況(音量はこれで良いか?低音はこれで良いか?明るさはこれで良いか?etc)を確認しながら、いろいろと調整をしてスイッチON!!
それを分かりやすく表す画像がこちら👇👇👇
決して、女性は男性よりも優れていると言っているのではなく、
言い換えれば、
男性は、
『1つをことに集中して、どれだけ難しいタスクでもやりこなし、追求する能力が女性よりも長けている』
●一般的に料理は女性が作るイメージが強いですが、有名料理店のシェフ・スイーツにおいて有名なパティシエのほとんどが男性ですよね!
●1つの分野を追求していく伝統工芸士や研究員、プログラミング、エンジニア、医者etc
●地図や設計図などを読み解く能力に優れているので、運転手、建築士、大工、測量関係etc
1つを極める職業は、ほとんどが男性ですよね!!
女性は、
『複数のことを同時にこなす能力が男性よりも長けている』
●電話をしながら、メールを書き、他の人からの書類を目線合図で受け取り、時間(スケジュール)を確認しながら仕事を進める社長秘書や事務員さん
●周りの環境に目を配り、オルガンを弾き歌いながら、数人の子供を同時にケア出来る保育士さん
●いつもの様子、顔色、雰囲気の違いを読み取りながらケア出来る看護師さん
●お客様から商品やサービスに関しての問い合わせや相談を聞きながらパソコンを操作して対処するお客様相談窓口・コールセンター
これらの職業に女性が多いのは、同時にいつくもの作業をこなす(マルチタスク)ことが出来る女性だからこその職業とも言えます!!!
それに何より、仕事と家庭と育児をトリプルにこなせるのも女性ですよね!
仕事をこなし、子供を保育園に迎えに行き、買い物に行き、炊事・掃除・洗濯に、子供のお相手をし、良き母、良き妻をこなしています!!
男性のシングルタスクによる1つ1つのプロ魂も凄いですが、
女性のマルチタクスって改めて凄いですよね~~!!
この医学的研究により証明されたタクス処理によって、
事務職の女性、
コールセンターの女性、
看護師さんの女性、
保育士さんの女性、
子育てママさん、
他、全ての女性に対して、
家庭を守り、旦那さんを支え、会社の経済の土台として、
マルチタクスで仕事をこなしている女性を改めて称えて欲しいですよね!!
全ての女性に幸あれ!!!
(もちろん、男性もね!!)
愛情表現に対して
男性は愛情表現の大きさが重要
女性は愛情表現の回数が重要
これも、本当に男性と女性の違いがはっきりと分かりますよね!!
例えば、こんな感じです👇👇
お誕生日や結婚記念などなどに、
男性からサプライズで頂く花束のプレゼント・・・・・・
年齢分?結婚年数分?
大きな花束をプレゼントされた、、、、
なんて女性もいるのではないでしょうか?
写真👆のような何十本もの薔薇の花束は、
男性からすれば、自分の愛の大きさを、
プレゼントで表現したら、
『大きな』『高価な』プレゼントになった・・・・
『このんなに大きな愛だよ!!』
と見た目にも分かるようなプレゼントになる傾向があります。
このような薔薇の花束をもらったら、女性も、もちろん嬉しです!!
ビックリして、感動すると思います!!
でも、数分後に、女性の気持ちが落ち着くと・・・・
女性の心の声が語りだします(笑)・・・・
『嬉しいけど・・・・この薔薇の花束どうしたらいいの?』
『家に大きな花瓶無いし・・・・』
そして、現実的にこうも思ってしまうのが女性なんです!
『これ、何万円もした薔薇の花束だよね?』
『花束に何万円も使うなら、花束の代わりにネックレス欲しかった(●●欲しかった)』
と・・・・・・・
女性はシビアですね~~(笑)
女性からすると、👇の写真のように
薔薇の花1本でも、十分嬉しいんです!!
年に1度の大きな花束のプレゼントよりも、
年に何回かサプライズで薔薇1本でもプレゼントをくれた方が、
女性にとっては、愛情を感じるんですね!!
女性にとっては大きさよりも回数が多い方が嬉しいんです!!
もちろん、年に1度のピックな・大きなプレゼントも嬉しいです・・・・
男性の皆さん、
大きなプレゼント・高額なプレゼントを彼女や奥さんにする時は、
何が欲しいかをちゃんと彼女や奥さんに聞いて下さいね!
👆これ、絶対に忘れないでね!
サプライズでのプレゼントは嬉しいけど・・・・・
女性は、自分が欲しい物をプレゼントされたいんです!
特に、大きなプレゼントや高額なプレゼントの時は。
そしてね、
愛情表現に関しても、
女性にとっては、大きさよりも、回数が多い方が嬉しいんです♡♡
例えば、
【 A夫婦 】
●旦那さんは、いつも夜遅くまで仕事や接待で1週間のほとんどは外食
●土日や祝日は、仕事仲間や接待のゴルフで外出
●ゆっくりと家で夫婦2人でくつろぐ時間や会話の時間もそんなにない
●家庭のこと、子供のことは奥さんに任せきり
●でも、1年に1,2度、奥さんを、リッチな海外旅行や国内旅行に連れて行ってくれる
【 B夫婦 】
●旦那さんは、いつも夜遅くまで仕事、たまに接待で外食もするけど、ほぼほぼ家に帰ってきて食事をする
●土日や祝日は、奥さんと散歩や外出
●ゆっくりと家で夫婦2人でくつろぐ時間もあり、会話も多い
●夫婦で一緒に掃除したり、買いも行ったり、子供と遊んだり
●お盆や年末などに、家族で里帰りぐらいでリッチな海外旅行や国内旅行に行くことはあまりない
このA夫婦とB夫婦、
旦那さんに愛を求めていない、お金さえ家庭に入れてくれれば良いと考える女性であれば、A夫婦の旦那さんでも問題ありませんが・・・・・
多くの女性は、
旦那さんに愛を求めていますよね!!
となると、愛のある家庭、愛のある安定した家庭を望みますよね!!
となるとB夫婦の旦那さんの方が良いですよね!!
そう!
女性は、年に1,2回のリッチな旅行やプレゼントよりも、
1年に1,2回のリッチな旅行やプレゼントが無くても、毎日毎日の何気ない安定した、愛のある生活を望みます。
よく聞く、『熟年離婚』の夫婦は、A夫婦のような家庭が多いのでは?と思います。
A夫婦の旦那さん、
『俺は、仕事や接待で忙しかったけど、お金稼いで良い生活をさせてやったよ!』
と思っているかもしれませんが・・・・
A夫婦の奥さんは、
『旦那さんは私のことも、家庭のことも何も思ってくれない・・・毎日がつまらなく・寂しかった』
と思っているかもしれません・・・・
そして旦那さんが定年退職と年齢になる頃には、
奥さんは、旦那さんへの愛が冷めきり・・・
子供も巣立って・・・・
もう、これ以上、旦那さんとの寂しい生活は嫌だ・・・・
もう、冷めきっているので、旦那さんの退職後に長時間一緒にいるのが嫌だ・・・
もう、子供も無事に巣立っていったので、もう家庭を守る必要が無くなった・・・
と『離婚』を申し出る!
男性の皆さん、
奥さんを・彼女を幸せにするのは、プレゼントやリッチな旅行やリッチな生活だけではありませんよ!
日常生活に『愛』・『旦那さんから愛されてる』と感じられる、安定した穏やかな生活こそが女性を幸せにします!
奥さんや彼女と一緒に居る時間は、しっかりと向き合って下さいね!
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今回は、2項目での『男女の考えの違い』を書いてみました!!
男女の考えの違いを知ることは、
無駄な喧嘩を無くしたり、お互いを思い合うために大切ですよね。
『男女の考えの違い』は、まだまだたくさんありますので、
続きをまた書いて行きますね~~。
楽しみにしていて下さると嬉しいです💓💓💓
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