月の光

更年期珍道中3『ホットフラッシュ・寝汗』来た~!

更年期真っ只中の髙森由香がお伝えする『更年期珍道中』のお時間です(*’▽’)

更年期の様々な症状を実体験中で、結構、楽しんでいます(*’▽’)

そしてね、、、

私にも来ましたよ~~!!

更年期症状の代表の方が・・・・

そう!!!『ホットフラッシュ』です(^^)/

この言葉を知っている女性は多いと思います。

そして、更年期中の女性の皆様なら、もう体験されている方も多いと思います。

『ホットフラッシュ』とは、

上半身ののぼせ、ほてり、発汗などが起こる、更年期障害の代表的な症状です。
急に顔が熱くなったり、汗が止まらなくなったりする症状が一日に何回も出ては消えます。

by女性の健康推進室ヘルスケアラボ

と説明が書いてありますが、大まかな説明ですね。

調べたり、周りの更年期同志に聞くと、

上半身だけでは無いんですよね~・・・・

こちらは、後ほど・・・・

『ホットフラッシュ』!!!

凄いですよ~~・・・・

とにかく、滝のように汗が出る!!

大粒の汗の雫が、したたり落ちる!!

それもね~、何故なのか?

電車の中とか、人混みの中で、

この『ホットフラッシュ』が発動するんです~・・・・(~_~;)

もう、参ります(~_~;)

人目が気になると、それが引き金となるのか?

汗がより多く出るようで・・・・

まあ、周りは自分が気にしている程、私を見てはいないけどね (笑)

今回は、この『ホットフラッシュ』について医学的に分かりやすく書いて行きますね(^^)/

私も、医学書など調べていて、本当にためになりました(^^)/

『更年期珍道中』の1,2も、是非、読んでみて下さい<(_ _)>

👇👇👇


ホットフラッシュの前に、『汗の仕組み』も興味深い!

『汗の仕組み』は、多くの方が既にご存知の通りです。

『体温調節』のために汗をかく!!

ですよね!!

ですが、『汗の仕組み』を調べれば調べるほど、結構興味深いんですよ~!!

『汗をかく』仕組みは、3つある

私達が『汗をかく』時は、3つの状況があるんです!

①気温の暑さ・運動により体温が上昇して『暑くて汗をかく』:温熱性発汗

②不安、恐怖など『緊張して汗をかく』:精神性発汗

③香辛料が効いた『辛い物を食べた時に汗をかく』:味覚性発汗

この3つです。

①温熱性発汗

『暑くて汗をかく』は、皆さん良くごぞ時ですよね!

夏の暑さによる汗
運動してかく汗

全身から汗が出ますよね!

運動してかく汗は、ある意味爽快??かなぁ(゜゜)

脳の視床下部にある体温調節中枢によって正常体温を維持しています。
体温が高くなると体温調節中枢の働きにより交感神経が働き
抹消血管を拡張させて熱を放散させます。
同時に、汗腺に作用して発汗を多くして、
皮膚の表面から汗が蒸発する時に熱を放出して体温を下げる(気化熱)・・・

特に暑さに弱い『脳』や『身体の組織』を守るためにも、
『汗をかく』ことは身体にとっては大切な自然防御なんですよね~・・・

そして、もう1つが、

②精神性発汗

『緊張して汗をかく』は、冷や汗のこと

暑さは関係ないんですよね~・・

汗をかくのは、手のひらと足の裏、わき(若干、おでこも)

精神的な刺激(ショック状態)により生体防御反応や代償機転として、
交感系が働き、抹消血管の収縮や発汗が起こります。
このため、皮膚は蒼白となり、身体は冷たさ・寒気を感じる・・・

*代償機転とは、生命維持のために必要な心拍出量を維持するための調節機構です。

恐るべし、冷や汗・・・・

精神的な刺激は、仕事中でもよくありますよね~・・・

プレゼン、会議での発表、失敗etc・・・・

これって、いわゆる、ストレスを受けている時ですよね!

そんな時のかく冷や汗って、

生体防御反応や代償機転として身体が反応しているなんて・・・

いわゆる、生命を維持するための特別機能を作動させているってことですよね!!

ーーーーーちょっと余談ーーーーー

この精神性発汗を利用している機械があるのはご存知でしょうか??!!

それは、何と!!( ゚Д゚)

『嘘発見器』です!!

精神性発汗は、精神的な緊張で手のひら、足の裏、わきだけに分泌されます。

手のひらの皮膚に微弱直流を通電した時の皮膚の抵抗性は、

精神的ストレスにより数秒で低下します。

この反応を『皮膚抵抗反応』といいます。

汗には Na、Cl などの電解質が含まれているので、

精神的ストレスから汗をかくことで電気抵抗が減少します。

これが嘘発見器に応用されているんです!( ゚Д゚)

ーーーーー余談終わりーーーーー

そして、最後に、

③味覚性発汗

『辛い物を食べた時に汗をかく』は、こちらも日常的によくありますよね!

こちらは、香辛料など辛い物を食べた時に・・飲食した時に出る汗

汗をかくのは、顔や頭が中心

この味覚性発汗は、まだ医学的には詳細ははっきりと分かっていないため、
いろいろな説明が書かれていますが、
大きな問題は、医学的にまだ解明されていないのに、
『こうです!』と断言している説明が多いことです。

以下、最も納得がいく説明を紹介します!

唐辛子などの絡み成分であるカプサイシンが
顔面神経と舌咽神経を刺激し、
アドレナリンを分泌させて交感神経を刺激し、発汗する

これは、また奥が深いですね~・・・・

その他にも、辛さを熱さと脳が勘違いして汗を出させる・・・とか・・・・

う~ん???(゜゜)

ーーーーーここで余談ですがーーーーー

『辛味』は味では無いことをご存知でしょうか?

味覚とされているのは、甘味・塩味・酸味・苦味・旨味の5つのみです。

辛さは、味覚ではなく痛覚として分類されるんです!!

辛さは、痛覚・・・痛みとして、刺激物として感じるんですよね~・・・

その刺激を味と勘違いした脳により乱された感覚が『辛味』だそうです!

ーーーーー余談終わりですーーーーーー

汗による『気化熱』を夏の暑さに利用しよう!

それとね~!!

汗に関して調べていると、凄い朗報を得たんですよ~~・・・

って、知ってる人も多いかもしれませんが・・・・(゜゜)

温熱性発汗:気温の暑さ・運動により体温が上昇して『暑くて汗をかく』

この体温の上昇によって汗をかくことによって、

皮膚の表面から汗が蒸発する時に熱を放出して体温を下げる(気化熱)・・・

って言われますが・・・

夏の蒸し暑い日に、体温が上昇して汗をかいても・・・・

暑さは変わらないし、
体感温度も変わらない、

本当に、汗をかいて体温は下がっているの???(゜゜)

って思いませんか???

その疑問が解決したんです(^^)/

それはね!

『気化熱』を利用して無いからだったんです!!

?????

改めて、

汗の『気化熱』とは、

皮膚の表面で汗(水分)が気化して水蒸気になる際に、皮膚表面の熱を奪い、
熱を放出することによって体温を下げる

私達がこの『気化熱』を実感的に体感出来ているのが、

何と、何と、それは、

病院や健康診断などで、注射💉を打つ時です!

針を刺す前に、刺す部位をアルコール消毒しますよね!!

その時、

スーッとして、ヒンヤリした覚えがありませんか??!!

アルコール消毒のアルコールが冷たいわけではないんです!!

アルコールは気化するのが早いので、直ぐに蒸発します。

蒸発をする時に冷たさを感じる・・・

これが『気化熱』なんです!!

体温調節では、

このアルコールに代わるのが『汗』で、

汗が蒸発する際に皮膚から熱を奪って体温を下げているってことなんです。

汗はアルコールよりも気化が遅いので、体感しずらいんでしょうね・・・・・
って思いますが・・・・

それ以前に、

私達は、汗をかいたら『気化』する前に、

ハンカチやタオルで拭きますよね!!

これが、本来は、NGなんです・・・・・(゜゜)

汗をかいて『気化熱』を利用して体温を下げようとしているのに、

『気化』する前に、ハンカチやタオルで汗を拭いてしまう・・・・

『気化熱』を利用できなくしているんです・・・・(゜゜)

同じように『気化熱』を利用できないのが、

梅雨などの蒸し暑い日・・・・

同じ気温でも、湿度が高いと暑く感じるのは、

湿度が多くて、汗が蒸発しない・・・

『気化熱』を利用できないためなんです。

だからね!!

『気化熱』を利用して少しでも体感温度を下げるには、

汗を拭かない・・・ではなくて・・・・(笑)

汗を拭く時に、

乾いたハンカチやタオルではなくて、
濡れたハンカチやタオルで拭くのがお薦めなんです!!

乾いたハンカチやタオルでは、水分を全て拭き取ってしまうため、
『気化熱』の作用を奪ってしまいます。

だからこそ、濡れたハンカチやタオルが合理的なんです!

暑い夏に、汗拭きシートや冷却シートなどがドラックストアーやコンビニでも販売されますよね!

それらのシートは全て、濡れていますよね!!

そのシートが冷たいのでは無くて、

その濡れたシートの成分に、

蒸発『気化』しやすいアルコールやミント成分などが入っていて、

それが肌から蒸発する時に『気化熱』を利用してヒンヤリとした冷たさを感じるんです(^^)/

ただね~~・・・

濡れたシート、ハンカチ、タオルで顔の汗を拭くと・・・・・

女性にとっては、化粧が落ちる恐れが・・・・

ウォータープルーフが必須ってことなのかなぁ~(・・?

今年の夏の暑さ対策で、是非、この『気化熱』を意識して取り入れてね💓

汗腺(汗の出処)の種類と匂い?!

こちらの項目は非常にお奥が深い・・・
この項目だけで1つのブログが書けてしまいそう・・・・
なので、こちらは、ササっと書きますね~・・・(^^♪

皆さんもこちらは、多くの方がご存知だと思いますが、
SNSで検索すると、間違った情報も結構多いので、
間違った情報をアップデートする感覚で読んで下さい(#^^#)

汗腺(汗の出処)は、2種類:『エクリン汗腺』と『アパクリン汗腺』

上👆の図で分かるように、

エクリン汗腺は、直接皮膚に開口部がある
アポクリン汗腺は、毛根に開口部がある

このエクリン汗腺とアポクリン汗腺を分かりやすく説明すると、

エクリン汗腺

温熱性発汗、精神性発汗、味覚性発汗の際に汗を出す

役割:体温調節など
分布:全身のほとんどの皮膚表面に存在(200万~500万個)
成分:99%は水
PH:弱酸性4~6.8
匂い:なし
色:無色
状態:サラサラした汗

アポクリン汗腺

精神性発汗の際に汗を出す

役割:??(動物的)性的なアピールなど
分布:脇の下に集中し、身体の一部のみに存在(性器周辺、おへそ、耳etc)
成分:水分70~80%、タンパク質、脂質、尿素、アンモニアetc
PH:中性6~7.5
匂い:なし
色:乳白色
状態:少し粘性がある汗

※わきがの原因になる汗

このまとめを見てもうらうと分かると思いますが、

SNSを検索すると、

『アポクリン汗腺からの汗はアルカリ性』
『アポクリン汗腺からの汗はアルカリ性だから匂う』

と間違ったっ情報が、本当に多くのところで記載されているんです!

アポクリン汗腺から出る汗そのものが臭うわけではありません!!
アポクリン汗腺から出る汗そのものはアルカリ性ではなく、中性です!!

アポクリン汗腺は毛根に開口部があるため、

毛根に付着したタンパク質や皮脂と一緒に分泌されます。

そのタンパク質や皮脂などが、

皮膚の常在菌により分解され「アルカリ性」となり、

強い臭いが発生して、わきがや体臭となるのです!!

エクリン汗腺から分泌されたサラサラの無臭の汗だって、

1~2時間後には、皮膚上の常在菌によって分解されて、

『汗臭い』匂いを発生させます。

運動後の汗の染みた服などの臭いです!!

汗臭いですよね!!

エクリン汗腺から分泌された汗は、常在菌が分解しても『わきが』の臭いにはなりません!!

アポクリン汗腺から分泌された汗が常在菌によって分解された時に『わきが』の臭いになるんです!

ーーーーーーちょっと余談ーーーーー

上👆の図を見て頂いて分かるように、

アポクリン汗腺は『わき』だけでは無いので、

『わきが』と同じような臭い、
ちょっと違うけど臭いと感じる臭い、
通常の汗とは違う強い臭い、

を『わき』以外でも発生している方もいます。

その代表が、

女性器(外陰部)の陰毛がある場所から

のちょっと強烈な『わきが』のような臭いがする場合・・・・

これを『すそわきが』と言います。

臭い的には、玉ねぎのような臭い、鉛筆の芯のような鉛的な臭い・・・
(人それぞれ違いますが)

気になる方は要注意です

ーーーーー余談終わり<(_ _)>ーーーーーー

『汗の仕組み』のお話しは、これで終わります<(_ _)>

やっと、本題に入ります(^^)/

ホットフラッシュとは?

このブログの冒頭でご紹介しました、

『ホットフラッシュ』とは、

上半身ののぼせ、ほてり、発汗などが起こる、更年期障害の代表的な症状です。
急に顔が熱くなったり、汗が止まらなくなったりする症状が一日に何回も出ては消えます。

by女性の健康推進室ヘルスケアラボ

『ホットフラッシュ』とは、

更年期障害に見られる症状のひとつで、突然の発汗やほてり、動悸などがあらわれます。

byエナ女性クリニック

『ホットフラッシュ』とは

更年期障害の代表的な症状で、以下のような症状です。
・のぼせやほてり
・汗が止まらない
・顔が急に熱くなる
その他

byクリニックフラウ栄

のぼせ、ほてり、発汗が『ホットフラッシュ』の主な症状です!!

私にも、この更年期障害の代表の方が来ましたよ~~!!

私は、『のぼせ』や『ほてり』はあまり感じなくて、

移動中、歩いて駅まで行き、電車に乗った時など、

『暑いな~』と思ったら、

頭、顔(特におでこ)、首から大粒の汗が噴き出します!

電車の中や人混みでの大量の汗のため、

周りの目を気にして汗を拭きとるのに必死ですが、

首筋から胸の上あたり、背中も汗が流れているのを感じます!

滝のように、大粒の汗が流れ落ちて行くって感じです!

ハンカチは直ぐに汗で濡れハンカチなるほどです。

『ホットフラッシュ』は、普通の汗とは次元が違う!!!(゜゜)

ただ、気になることが1つあるんです!!

『ホットフラッシュ』による汗が分泌される部位について・・・・

医学論文や海外サイトなども含めて調べてみても、

『ホットフラッシュ』の汗については、

頭、顔、首、胸など上半身が中心って書いてあるんですが・・・・

寝ている時に起こる『ホットフラッシュ』のことを『寝汗』と説明していますので、

『寝汗』も『ホットフラッシュ』に含まれるんですよね~・・・・

その『寝汗』は、汗をかく部位の特定は無くて、全身なんですよね~・・・・


『寝汗』は全身・・・
『ホットフラッシュ』は上半身中心・・・

????

『寝汗』も『ホットフラッシュ』に含まれる・・・

ってことは、

『ホットフラッシュ』の汗が出る部位も、

一応、全身って考えても良いと思うんですよね~・・・

って思うのは、

私の同年代の友達(更年期同志)や閉経後の先輩の中に、

「『ホットフラッシュ』が来ると、お尻から太ももの裏側に大量の汗が出るから、椅子に座っている時だと、立った時に椅子に湿った跡が付いたり、水濡れが分かりやすい色や素材のズボンやスカートに汗の跡が付いたりして大変だった」

と言われる方も結構多いんです。

そんな方も、多汗症でお悩みの方も、

お尻から太もも裏側の大量の汗に悩まされている方向けの対策下着が販売されているんですよね~・・・

だから、『ホットフラッシュ』で汗が大量に出る部位は、

人それぞれってことだと私は思います。

一言で『ホットフラッシュ』と言っても、

私のように、大量に汗がでるだけの『ホットフラッシュ』もあれば、
動悸を感じる『ホットフラッシュ』もあれば、
のぼせを感じる『ホットフラッシュ』もあれば、
顔が真っ赤になるほどの火照りの『ホットフラッシュ』もある

人それぞれです。

そして、ホットフラッシュの時の大量の汗は、

私では、サラサラの汗で、乾いたらベトベト感は無くてサラサラ、汗臭さも無く無臭なんです!!

SNSで検索すると、

多くが、「『ホットフラッシュ』の大量の汗は、サラサラで無臭」と記載されていますが、

一部では、「『ホットフラッシュ』の汗はベタベタしていて、とても汗臭い」と掲載されています。

どっちなの?????(゜゜)

汗なので、その時の汗の状態によると思います。

温熱性発汗時に重なった『ホットフラッシュ』では、サラサラの汗

精神性発汗時に重なった『ホットフラッシュ』では、アポクリン汗腺から冷や汗などが出るので、ベタベタの汗

というように!!

でもね~~(~_~;)

「『ホットフラッシュ』の汗はベタベタしていて、とても汗臭い」と掲載しているSNSのサイトでは、

必ずと言って良い程、

汗の臭い対策グッズを提案しているんです!!

汗の臭いが気にならなくなるサプリメント
汗の臭いを防ぐデオドラント
汗の臭いを洗う特殊石鹸
汗の臭いを消すスプレーやシート

などなど・・・・・

これは、

SNSのインフルエンサーを使い、これらの『汗の臭い対策グッズ』を売るための宣伝広告ですね!!

これらのグッズを売るために、

『ホットフラッシュの汗は、自分では分からないと思うけど、他人からしたら臭いですよ!』

と脅かして、マインドコントロールをして販売に繋げるための宣伝広告

婦人科や医学的情報のホームページなどには、

『ホットフラッシュ』の汗は、サラサラで無臭と書いてあるのが多いです。

私の実体験でも、サラサラの無臭です!
更年期同志の見解も、サラサラの無臭です!

ですので、宣伝広告に惑わされないでね!!

『ホットフラッシュ』の症状の1つである『寝汗』

『ホットフラッシュ』の症状の1つである『寝汗』

私も、更年期になってから、
『ホットフラッシュ』による大量の汗をかくようになってから、

この『寝汗』をよくかくようになりました!!

最近は、少しだけですが落ち着きましたが、

『ホットフラッシュ』の症状が現れた頃には、

ほぼ毎夜、大量の『寝汗』をかいて夜中に何度も目を覚ましました!!

この『寝汗』、

全身に大量の汗をかくんです!!

額、首、上胸、腕、背中、お尻、太もも、ふくらはぎ・・・

寝巻きは汗でびしょ濡れ・・・

そして、寝具(毛布、ベッドシート)にも汗がしみて湿気った状態・・・

身体が暑く感じて目を覚ますと、汗だく・・・・

でも、数分でこの暑さと汗は引いて行くんです・・・

汗はサラサラで、乾いた後にベトベト感は無く、汗臭さも無いんです(無臭)!!

ただ・・・・

夜に3,4回も寝汗で目を覚ますのは、睡眠が浅くなるし、睡眠時間が削られるので、辛いです(~_~;)

体調によってなのか?

寝汗をたくさんかいて何度も目が覚める夜もあれば、

寝汗をかかずに朝までぐっすりの夜もあるのんです。

『ホットフラッシュ』はどうして起こるの?

『ホットフラッシュ』はどうして起こるの?何が原因なの??

『ホットフラッシュ』の起こる仕組みや原因が分かれば、

ひょっとして対処できることがあったり、防げたりするのかもしれませんよね!

身体の構造上、対処や防ぐことが難しくても、

仕組みや原因が分かれば、気持ち的には落ち着きますよね!

そこで、とことん調べてみました!!

最近の医学論文読み漁りました!!(#^^#)

(だから、今回のブログを書くのには時間が凄くかかりました・・・・(笑))

一般的には『ホットフラッシュ』の起こる仕組みや原因は、以下のように書かれています。

エストロゲンの減少にり、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経が乱れることによって起こります。

by 更年期ラボ

ホットフラッシュは、ほかの更年期症状と同じく、女性ホルモンの分泌が急激に減って、バランスが崩れることが原因です。

by ヘルスケアラボ

更年期のホットフラッシュの原因は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量の減少です。
具体的には、エストロゲンの減少による自律神経の失調がホットフラッシュの原因です。

by 健康ネット

だいたいがこのような内容で説明されていますが、

う~ん・・・・・(゜゜)

ホルモンバランスの崩れによって??
女性ホルモンの分泌量の減少によって??
自律神経の乱れによって??

これらが、どう『ホットフラッシュ』に関わるのか?

いまいちよく分からない・・・・・(~_~;)

そして、何よりも、曖昧な内容説明なのに、

これらの企業のサイトでも、

『ホットフラッシュ』は、女性ホルモンの分泌の減少が原因です!

と断言してしまっているのが問題なんですよね~・・・・(~_~;)

最新の医学での見解は、

ホットフラッシュは医学界ではまだ完全には理解されていません

そのため、医師会など医療関係者サイトでは、断言は一切していません。

『●●と言う説があります』
『●●と考えられいます』

と断言はせず、現状をお伝えしています。

一般社団法人日本女性心身医学会では、

以下のように『ホットフラッシュ』の原因説明について書いてあります。(一部抜粋)

更年期になぜ「ほてり」などの症状がおこりやすくなるのか、
その詳しい機序は実はよくわかっていません。

女性ホルモンが低下するとおこりやすくなり、
女性ホルモンを補うと劇的に改善するので、
女性ホルモンの低下が関係していることは明らかですが、

同様に女性ホルモンが低下している若い女性の無月経の場合は、
通常「ほてり」の症状は見られません。
更年期の場合は、女性ホルモンが低下するだけでなく、
二次的に自律神経が不安定になるためにこのような症状がおこるのではないかと考えられます。

まだまだ解明はされていないんですね~・・・・

でも、私、髙森はこの分からない状況では納得できないので、

医学論文や海外医療サイトなどとにかく徹底的に調べました( `ー´)ノ

そうしたら、ビックリです!!

『ホットプラッシュ』について、医学的に結構解明されつつあることが分かりました!

何故なら、アメリカでは、『ホットフラッシュ』に効果のある薬が認可されたんです!!

それも、ホルモン療法ではない薬が!!

ということは、

女性ホルモンの減少、ホルモンバランスの崩れ、自立神経の乱れ・・・

などでは無く、

原因は別にあるってことですよね!!

でも、更年期に起こるってことだから、

この別の原因が、女性ホルモンと関係していることは確かだとは思うのですが、

女性ホルモンだけが原因では無いってことことですね!!

では、それを分かりやすくご紹介しますね (^^)/

『ホットフラッシュ』の最新情報

これから説明させて頂く情報は、

医学界でも最新、超最新の情報です!!

この情報は、まだほとんどの日本の産婦人科の先生方にも広まっていません。

常に新しい情報を得ている産婦人科の先生なら情報を得ていると思いますが、

多くの産婦人科や婦人科などのホームページには、

一切、最新情報は反映されていませんので、

この情報をゲット(get!!)した皆さんは、

多くの産婦人科や婦人科の先生や看護師さんよりも情報・知識を持っているってことになります(^○^)

その最新情報、行きますね~~!!

何と、

『ホットフラッシュ』のお薬がアメリカで承認されたんです!!

ホルモン療法でも無く、ホルモン薬でも無く、

まったく別のお薬が!!!(゜゜)

ホルモン薬以外での『ホットフラッシュ』用のお薬が、

世界に先駆けて、

2023年5月12日に、

米食品医薬品局(FDA)で承認されたんです!!

そのお薬は、

アステラス製薬株式会社が開発した

ホットフラッシュをはじめとする血管運動神経症状(VMS)のみを対象とする非ホルモン薬

薬の名前は、『VEOZAH TM』 (一般名:フェゾリネタント(fezolinetant))

凄いですね~~・・・・・

しかもね!!

このアステラス製薬株式会社は、

東京都中央区日本橋本町に本社を置く、日本の製薬会社なんです!!

えっ・・・・・

日本の製薬会社が日本では無く、アメリカで承認された・・・・

確かに、日本は新薬の承認に年月が凄く掛かるから、

先ずは、アメリカからってことなのでしょうね!!

その後、日本の厚生労働省はいつ承認するんだろう????

海外で凄い効果が認められても、

私達日本人の多くの更年期女性が服用出来るようになるには、

10年先ぐらいになるのかなぁ~~・・・・・・

日本は、

男性用の薬(バイアグラなど)の承認は早いのに・・・・

女性用の薬の承認って遅いんですよね~・・・・・

ちょっと愚痴ってしまった(~_~;)

話を戻して、

このお薬などの研究によって分かって来たホットフラッシュの構造を説明致します。

ちょっと医学的過ぎるので、分かりずらい点があるかもしれませんが・・・・

そんな時は、かる~く、さら~っと読んで下さい<(_ _)>

女性の生殖機能の働き

私達女性の身体において大切な女性ホルモンとは、

『エストロゲン(卵胞ホルモン)』と『プロゲステロン(黄体ホルモン)』

の2種類のホルモンです。

特に『エストロゲン』は、

女性生殖器以外に、身体の健康維持にとても重要な役割を担っているため、
女性の身体に大きな影響を及ぼしています。

『プロゲステロン』は、

妊娠の準備のためのホルモンとも言われています。
排卵直後から分泌量が増え、基礎体温を上げ、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を安定させ、乳腺を発達させる働きがあります。
妊娠が成立しないと、排卵の1週間後ぐらいから減り始め、その1週間後くらいに妊娠のために熱くなった子宮内膜が剥がれ出る『生理(月経)』が始まります。

それとね、このプロゲステロンは、食欲を増進する作用があるほか、身体に水分や栄養を溜め込みやすくします!!

生理前に胸が張ったり、乳首が痛くなったり、体重が増えたり、浮腫みやすくなるのは、
このプロゲステロンによってなんです!!

この2種類の女性ホルモンは脳から分泌されるホルモンによって調節されています。

上👆の図の脳の視床下部・下垂体・性腺(卵巣)のHPG軸によって生殖機能は制御されています。

そして、そして!!!

もともと、HPG軸は、GnRHニューロン・下垂体・性腺(卵巣)と3つが関わっている軸とされていましたが、

近年、GnRHニューロンの上にKNDyニューロンが存在していることも分かりました。

そしてもう1つ同じ脳内の視床下部には、

『体温調節中枢』が存在しています!!

何か、言っていることの意味が分からない (~_~;)・・・・

(^○^) 分かりやすく解説すると・・・

上の図の右側の図の青い点線で囲った

HPG軸という流れで、女性の生殖機能(女性ホルモンの分泌、生理、妊娠etc)はコントロールされいます。

KNDyニューロンとは、
K:Kisspeptin(キスペプチン)
N:Neurokinin(ニューロキニン)
Dy:Dynorphin(ダイノルフィン)
これら3つの神経ペプチドを合成する神経のことです。

※神経ペプチドとは、ニューロンによって合成および放出されるアミノ酸の小さな鎖で構成される神経伝達物質の1つです。
※KNDyニューロンの呼び方は、キャンディーニューロン!
ちょっと甘そうなイメージですね(*’▽’)

このKNDyニューロンから3つの神経ペプチドが分泌されて、

それが、GnRHニューロンを刺激します。

GnRHニューロンとは、
ゴナドトロピン放出ホルモン(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)
(分かりやすく言うと、『ホルモンを放出して~』と支持するホルモン)
を合成する神経のことです。

このGnRHニューロンからゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)放出ホルモンが分泌されて、

下垂体を刺激します。

そして、下垂体からゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)である

FSH:卵胞刺激ホルモン
LH:黄体形成ホルモン

が分泌されます。

FSHとLHが分泌されることによって、

主に卵巣から女性ホルモンである『エストロゲン』と『プロゲステロン』が分泌される。

そして、

女性ホルモンの1つ『プロゲステロン』は、

妊娠の準備のために、『体温調節中枢』を刺激して体温を上昇させます。

だから、『プロゲステロン』がたくさん分泌される排卵以降から生理前までが高温期になるんです!!
(下👇の図)

もう1つの女性ホルモン『エストロゲン』は、

血中の女性ホルモンの濃度が上昇すると、過剰にならないように、
視床下部のKNDyニューロンや下垂体に抑制をかけて、
FSHとLHの性腺刺激ホルモン放出ホルモン(放出指示するホルモン)の分泌を抑制して、
女性ホルモンの分泌を抑制します。

これを『エストロゲンのネガティブフィードバック』と言います。

『エストロゲン』はこれらのニューロンの活性を過度に反応したり暴走しないように抑制しています。

そして


『エストロゲンのネガティブフィードバック』の大切な役割のもう1つが、
KNDyニューロンに抑制を掛けて、体温が上がり過ぎないように体温調整にも関与しているんです!

このように、HPG軸の流れで、女性の生殖機能がコントロールされています。

それともう1つ重要なこととして、

KNDyニューロンは、

同じ脳の視床下部に存在している『体温調節中枢』に、

『ニューロキニンB』という神経ペプチドを放出して、

体温を上げるように信号を送る働きもします。

更年期に女性のホットフラッシュのメカニズム

そして、更年期に入り、

女性ホルモンの分泌力が低下した女性の生殖器の働き

生理(月経)ある女性の生殖機能の働き

を比べてみると、ある違いが分かります。

それを分かりやすくした上👆の図を基に解説していきます(^○^)

更年期に入り、女性ホルモンの分泌量が低下すると、

『エストロゲンのネガティブフィードバック(女性ホルモンの分泌の抑制・体温を下げる)』

が働かなくなって、KNDyニューロンが活性化され、肥大化します!!

そして、

活性化されたKNDyニューロンから

特定の神経ペプチド『ニューロキニンB(NKB)』が多く放出されるようになります。

そう!!

『ニューロキニンB』は、体温を上げるように『体温調節中枢』に信号を送ります!

『エストロゲン』の欠乏で、

体温を下げるように『体温調節中枢』に信号を送れない中、

『ニューロキニンB』が多く放出され、『体温調節中枢』を刺激ます。

暑く無いのに、『ニューロキシンB』が放出され、

『体温調節中枢』にシグナルを送るため、

脳は、体幹温度は上昇していないのに、上昇したと感じ、

血管を拡張させ、汗腺を刺激して水分を放出し、体温を下げたり・・・・
血管を拡張させ、熱を放出できる皮膚に血液を集中させることにより身体が赤くなる・・・

といった

発汗や紅潮などの冷却機構が働きます!!

これが、

『ホットフラッシュ』となるのです。

『ホットフラッシュ』には、

女性ホルモンの1つ『エストロゲン』
KNDyニューロン
神経ペプチドの1つである『ニューロキシンB』

によって引き起こされているのです。

そして、

アメリカで承認された『ホットフラッシュ』のお薬は、

KNDyニューロンから多く放出され、体温調節中枢を刺激して

『ホットフラッシュ』を起こす原因の1つである

『ニューロキニンB』を ブロック(伝達を阻止する)お薬ってことなんです!!

『エストロゲン』の補給によるホルモン療法も、

『ホットフラッシュ』では有効でもありますが、

このホルモン療法は、いろいろと副反応(乳癌になりやすい等)を伴なうので、

非ホルモン薬だと安心ですね!!(^○^)

『ホットフラッシュ』と仲良く暮らす!

今回は、『ホットフラッシュ』について深く、深~く調べてみました。

医学的な情報が多いので、

海外の医療サイト、論文を調べまくりましたが、

頭で理解出来ても、

それを言葉で分かりやすくお伝えすることが

こんなにも難しいとは・・・・・

今回のブログが一番時間が掛かりました(゜゜)

私も凄く勉強になりましたので嬉しいです(^○^)

でも、

最新の『ホットフラッシュ』のシステムを知っても・・・・・

体の脳とニューロン、神経ペプチド、ホルモンにって起こされる症状ですので、

『ホットフラッシュ』が起こらないようにすることも、

『ホットフラッシュ』を止めることも、

出来ない・・・・・(~_~;)

アメリカで承認された薬も、

日本では、手に入らないし、

数年~数十年は日本では認可されないと思うし・・・・・

認可された時には、

私の更年期は過ぎて、更年期症状で悩まされることは終わっています!!

そう思うと、

『知識はあっても、打つ手なし (゜゜) 』

ですね(笑)

だから、

もう『ホットフラッシュ』と仲良く過ごすしかないんです!!!

更年期真っ只中の皆様 (^^)/

『ホットフラッシュ』が来たら、
『寝汗』で起きたら、

『ニューロキニンBが体温調中枢を刺激してる~~!』

って心に思って、仲良く過ごしましょうね (*’▽’)

そして、

更年期真っ只中の彼女がいる彼氏さん
更年期真っ只中の奥さんがいる旦那さん

愛する彼女・奥さんの更年期での症状には寛大な心で寄り添ってね!!

『お前、汗すごいじゃん!』
『なんでそんなに汗かくの?暑いか??』

なんて言葉は絶対にNGだし、
愛を感じないよ!!!

『ホットフラッシュ来たね~、ハンカチある?』
『大丈夫?暑くない?』
『汗は気にしないで!!』

って愛情込めた言葉を掛けてあげて下さいね!!

愛する彼・旦那さんの愛ある一言で、

女性って凄く救われるし、安心出来るので💓💓

男性の皆さん、忘れないで下さいね!!!

もっともっと女性の更年期症状を多くの男性が理解して下さることを願っています。

長くて、難しい説明だったと思いますが、

最後まで読んで下さってありがとうございます<(_ _)>

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月の光/女性の性セラピスト、セックスカウンセラー 髙森由香

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